文化・芸術

ノーベル賞授賞式

12月に入ってもずっと暖かい日が続いていたストックホルムですが、ここにきてぐっと冷え込みがきつくなり新聞によれば今日はマイナス5℃でした。
あまり寒いのは困りますが去年の雪なしクリスマスはちょっと寂しかったので、来たるべきクリスマスに雪化粧もいいかなぁと思ってます。

さて、学校の課題に追われているうちにアップするのがすっかり遅くなりましたが(毎度のことですが 笑)、今年も12月10日にノーベル賞の授賞式が行われました。
いろいろな方がすでにブログ等で取り上げられているようですが、ここでは去年も取り上げたディナーとファッションを中心にご紹介しようと思います。

去年の記事はこちら ↓
http://hejsvenska.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_dba5.html




授賞式会場である市庁舎のブルーホール


ロイヤルファミリーが勢揃い
写真左シルヴィア王妃のドレスは日本人デザイナーYukiさんによるもの。
王妃は昨年も日本人デザイナーのドレスを着用でしたが、デザイナー名は確認できませんでした(ドレスの雰囲気からして同じ方という気がするんですが・・・)


今年DNの一面を飾ったのはヴィクトリア皇太王女の笑顔が印象的なこの写真
(ちなみに昨年はマデリーン王女とラインフェルト首相でした)
左は医学生理学賞受賞者マリオ・カペッチ(Mario・Capecchi)教授 
右は物理学賞受賞者アルバート・ファート(Albert・Fert)教授



前日の新聞ではこの日の席次からタイムスケジュールまで詳細にわたって紹介されていました。




さて、注目のドレスは・・・


今年、複数の新聞・雑誌で高い評価を得たのはヴィクトリアのドレス。
お気に入りのデザイナーPär Engshedenによるものだそう。


昨年の授賞式ではベストドレッサーの名をほしいままにしたマデリーン王女。相変わらずの美しさです。
英国のウィリアム王子に恋人との破局説が報じられたあと、お妃として熱望されているなんて噂がまことしやかに流れたほど国外でも注目されています。


カール・フィリップ王子
いつも女性ばかり取り上げているのでたまには♪


ラインフェルト首相夫人で自身も市議会議員であるフィリッパ・ラインフェルト
ロイヤルファミリーの女性たちに次いでドレスの品定めの対象になっています


ノーベル医学生理学賞を受賞した米ノースカロライナ大のオリバー・スミシーズ教授
(82)夫人 前田信代教授
東北大学理学部出身の前田教授は米ウィスコンシン大に留学していたときにスミシーズ教授に出会い、その後遺伝子の研究を志して同大学のスミシーズ教授の研究室に入ったとのこと。
ご夫婦で一緒に研究を続けられ、ご主人が晴れてノーベル賞!!
おめでとうございます♪
この日は同じく医学生理学賞を分け合ったマリオ・カペッチ教授のエスコートで。

さて、お次はノーベルディナーのご紹介です

まずは前菜から

Homard en daube avec flétan à l´aneth et oeufs d´ablette de Kalix
ロブスターのゼリー寄せ、オヒョウのディル風味ソテー、シロマスのキャビアにカリフラワーのクリームとりんごのサラダ添えて


つづいてメインです

Duo de coquelet avec terrine de pommes de terre "Almond" et céleri-rave
若鶏とサルビア風味の鶏ソーセージ、ポテトと根セロリのテリーヌ、シルバーオニオンのピュレ、アーティチョーク 赤ワインソース


最後はデザート

Marquise aux pistaches, framboises et cassis, accompagnée de glace vanille
ピスタチオナッツにラズベリーとカシステリーヌ、ヴァニラアイスクリーム添え

相変わらずお料理の名前が凝っていますが、中身はさほど高級という感じではないですね。
これなら、むしろ本格的なスウェーデン料理を出したほうが?なんて思ってしまうのは私だけでしょうか・・・


ディナーの後は黄金の間でダンスです

余談ですが、このあとマデリーン王女のお腹の具合が悪くなり治療を受けるというニュースが!!
なお、今はすっかり元気だそうです。

ノーベル賞・・・手の届かない遠い世界ですがTVを通じて伝えられる映像を見ているだけでなんだか優雅な気分になるのが不思議です♪



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オペラ観賞

先週、Calleママのお誘いで今年初めてのオペラに出かけてきました♪
今回観たのは「Lucklarens väg(放蕩者のなりゆき)」という風刺悲劇です。

ストラヴィンスキーの曲に、W、A、オーデン・C、コールマンによる英語の台詞、初演は1951年、ヴェネツィアという比較的新しい作品です。
上映時間も3時間10分と、これまで観たものの中では一番短かったので、肩も凝らずに楽しめました。

どんなお話だったかというと・・・
イギリスの片田舎に住む主人公の青年トムは一攫千金を夢見て働こうとせず、恋人アンの父親トゥルー・ラブの口ききの仕事も断る始末。
そんな彼のもとにロンドンから悪魔のニックが使者と称してやってきて、トムの音信不通だった伯父が亡くなって膨大な遺産を彼に残したと告げます。
相続手続きのため喜びいさんでロンドンへ行くトム。
支払いは1年と1日後でいいと言って使用人になったニックに導かれるまま、放蕩の限りを尽くしたあげく、虚しさを感じたトムはニックの勧める髭をはやしたトルコ人女性ババと結婚します。
トムの帰りを待ちわびるアンはたまりかねてロンドンへ。2人は結婚直後に対面しますが、もはやトムは田舎へ帰る気を失っています。
しかしトムが相続した莫大な遺産もニックが告げた期限1年と1日たったところで尽き果て、破産したトムは家財一切を競売にかけられ元の一文無しに。
支払いを迫るニックは震え哀願するトムに、賭けに勝ったら自由にしてやると約
束し最後のチャンスを与えます。
アンへの真実の愛に目覚めたトムは勝利し、約束どおりニックはトムのために用意した棺桶へ自ら身を沈めますが、はらいせにニックに呪いをかけられたトムは狂気に陥り墓で歌い続けます。
精神病院に収容され、歌い続けるトムのもとにアンがやってきます。彼女をみてヴィーナスがやってきたと信じるトム。
しかしトゥルーラブがアンを連れ戻しにやって来て2人は去ってゆきます。
目覚めたトムはヴィーナスを求めながら死んでゆきます。

以上、放蕩者が自ら破滅の道を歩み真実の愛に気づいたときには死に至る、という定番のストーリー。
話はわかりやすいのですが、観終わってなんだか虚しいような物足りないような気分です。
うーん、この作品の良さがわかるようになるのにはまだまだのようです・・・

では、王立オペラ劇場を内部も含めてちょっとご紹介します。


王立オペラ劇場 正面より


劇場前 Gustav Adolf 広場の銅像


今回観た「Lucklarens väg」


座席から見上げた天井


特別に中に入れてもらった貴賓室 ゴージャスです・・・

最後に今回のおまけ。
オペラ劇場に行く途中通ったGallerian(ショッピングセンター)内のパブで大勢のピンクの天使ちゃんたちを発見♪
気になって何しているのか聞いてみると、高校の卒業パーティーとのこと。
えーっ、ということは彼女は17~18歳!?
カメラに気づくと、こんなポーズまでキメてくれて、てっきり20代だと思ったら・・・
やっぱりこっちの高校生はオトナだ・・・
他の女の子たちにも写真を撮らせてもらいたかったんだけど、Calleの冷たーい視線が・・・
あえなく断念でした(笑)


ちなみに高校の卒業シーズンの6月には、荷台にすし詰めの高校生を積んだトラックが走っているのをいろんなところで見かけます。
もう大声で歌って踊って羽目を外しまくり。賑やか、というよりかなりの騒音です。
それにしても、まだ4月だというのに彼女達、かなりフライング気味・・・

男性読者代表のマサさーん。気に入っていただけました?

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ノーベル賞授賞式 今年度のベストドレッサーは?

            Gamla Stan中心に位置するNobel博物館

去る12月10日(日)にノーベル賞の授賞式が行われたストックホルム。受賞者と家族はもちろんのこと、国王ファミリーを筆頭にスウェーデン中からセレブリティが一同に会します。
式典と晩餐会の模様はTVでも生中継され、街はすっかりお祭りムード。

   授賞式後のパーティーでお料理をサーブされる国王
        Carl Gustaf 16世(TVの画像なのでイマイチですが)

さて、気になる晩餐会の席次ですが、こちらのパーティーの慣習にならい、国王ファミリーといえどもまとまって特別席に座ったりはしません。
国王、王妃、3人の子女という主要メンバーも一般人に混ざって座ります。(といっても受賞者や首相といった主要ゲストの隣でしたが)。
お食事メニューもみんな一緒です。ちなみに新聞によると

前菜   : サーモンとほたてのキャビア*添え
       *キャビアといっても魚の名前は正体不明です。
メイン   : ラム肉の香草焼き、ポテト、キクイモ(?)のピューレ
        オリーブオイルでグラッセされた野菜
        ポートワインソースを添えて
デザート : パイナップルパフェ
        フレッシュパイナップルのキャラメリーゼ
以上です(日本語訳の正確さは保証致しかねますが)


                       月曜の朝刊各誌の一面

さていよいよ本題です。上は駅などで無料配布されているタウン誌CITY〈左)とMETRO(中)、それに我が家で購読している一般紙DAGENS NYHETER(右)の翌朝刊ですが、なんと全紙とも第一面を飾ったのが国王ファミリーの次女Madeleine王女です。
長女の王位継承者Victoria 王女に気を使うなんてこと、この国ではありません。


     タウン誌CITY(左)と一般紙DAGENS NYHETER(右)
特集記事の中身はやはり、華やかな女性達のドレス姿の写真が中心です。ちなみに右ページの赤いドレスがVictoria王女。
CITYではドレス姿の女性出席者の五つ星ランキングまでやっちゃってました。星五つで「晩餐会の女王」の称号を手にしたのはもちろんMadeleine王女。
さて、ドレスの話といえば、Silvia王妃のドレスをデザインしたのが何と日本人デザイナーなのです!! 左ページの白いドレス、この写真ではちょっとわかりづらいのですが、モダンなデザインで特に肩から袖口にかけて広がった袖がすごく美しいと評価は高かったようです。
でも残念なことに肝心なデザイナーの名前がわかりません。新聞にも名前まで載っていませんでした。
学校でも先生に「Miwako,王妃のドレスのデザイナーは日本人だったのね。日本でも有名なんでしょうね?」ときかれましたが
「たぶん・・・」としか答えられなくて残念・・・。


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