映画・テレビ

「パフューム」とアイスボックスクッキー




今年3月に公開された映画「パフューム」。ラストシーンの衝撃映像のCMがかなり話題になりましたね~。
かねてから気になっていたんですが、先日インターネットからダウンロードして見てみましたー♪

この映画は20年以上前に全世界で大ベストセラーを記録したパトリック・ジュースキントの小説「香水ーある人殺しの物語」の映画化です。
これまでスピルバーグ、スコセッシといったビッグネームが映画化権をめぐり激しい争いを展開しながらも原作者が頑なに拒み続け実現していなかったのですが、86年の「薔薇の名前」で知られるドイツの名プロデューサーの企画についに彼も根負けし、初の完全映画化となったのが本作です。


↑ その演技力、存在感を高く評価されているベン・ヴィショー

18世紀のパリ、ほとんど動物的ともいえる超人的な嗅覚の持ち主である主人公グルヌイユは孤児として不遇な幼少期を過ごします。
やがて彼は著名な香水調合師バルディーニに弟子入りして香水作りの技術を学ぶものの、”生き物”の香りを保存することに限界を感じ更に高度な技術をもつ職人の街グラースへ。
かつてパリの街角でその芳しい香りに魅せられて接近し誤って死に至らしめてしまった赤毛の少女、その究極の香りの再現を追及するグルヌイユはとうとう禁断の香水作りに着手しはじめ・・・

続きはこれから見ようと思っている方のためにここでは書くのをやめておきます。
公式HPはこちら
http://perfume.gyao.jp/

この映画、観る人によってここまで評価が分かれるものかと思うくらい賛否両論分かれていますが、私としては”現実的な良識を度外視”したうえで、非常に楽しめました。
確かに主人公は殺人者です。それも若く美しい女性ばかりを標的にした連続殺人犯です。
”究極”の香水を求めるあまり、次々とその香りの原料となる女性たちを手にかけるーそんなことが許されるわけはなく実際映画でも彼を正当化しているわけではありません。
ただ、究極の香りにとり憑かれてしまったある天才が、その純粋さ、ひたむきさゆえにたどった軌跡は観る者を強く惹きつけるものがありました。

そして私が感動したのはなんといっても匂いの描写です。
もちろん物理的には映画で匂いまで伝えるのは不可能ですが、冒頭のパリの魚市場の腐敗臭に始まり、少女達の香り、植物の香り・・・幾度となくアップで映し出されるベン・ヴィクショーの表現力豊かな”鼻”の効果もあってか、スクリーンを越えて見ているこちらまで匂ってきそうな迫力です。
注:一部、うっとくる生臭い映像もありますのでご注意を

そして脇をかためる共演陣も豪華でした。
特にいい味を出していたのがグルヌイユが弟子入りする落ちぶれた調合師役の
ダスティン・ホフマン。さすがです。

これを読まれて関心をもたれた方、ちょっときつい描写が一部ありますが(性描写じゃありません。念のため)一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。


さて、話はかわりここからはクッキーです(笑)
先月訪れたGöteborgで帰り際にきなこさんが手渡してくれたのがとっても美味しいアイスボックスクッキーでした。
その後きなこさんにレシピをいただいていたのですが、先日お客様用に焼いたところなかなか美味しく出来たのでここでご紹介したいと思います♪
きなこさんにいただいたのはプレーンと抹茶の2種類でしたが、今回は抹茶の買い置きがなかったためココアで。

レシピといえば、いつもここへ遊びに来てくれる スウェーデン大好き&パン名人のmimaちゃんが焼いたフィナンシェがとっても美味しそうで、コメントしたら(おねだりに聞こえちゃった?)優しいmimaちゃんはレシピと型まで送ってくれたんですが、まだ作らずじまいです。ごめんねー、mimaちゃん。
この次はフィナンシェです。美味しく出来たら報告しますねー♪


奥からプレーン、ココア(ピーカンナッツ)、プレーン(アールグレイ)、ココア です


  基本のプレーン生地のレシピ  
 
 分量 : 約30~35枚分 
 
 ・バター    120g
 ・粉糖      70g
 ・はちみつ   20g
 ・卵黄      1個
 ・スキムミルク 20g
 ・薄力粉     90g 
 
 *こちらには薄力粉がないので普通の小麦粉80gと
   片栗粉10gとしました
 *ココア生地は小麦粉70g、片栗粉10g、ココア10gです
 
 作り方
 
 1. バターは室温に戻しておきます
 2. バターが柔らかくなったらクリーム状に練り粉糖、
   卵黄、はちみつを加えます
 3. あわせてふるっておいた粉類を加えて混ぜます
 4. 生地を棒状にしてラップに包み冷凍します
 5. 生地がしっかり固まったらカットして天板に並べ
   180℃で12分程度焼きます


時間のあるときに作って冷凍しておけば必要なときに焼くだけなので重宝します。
みなさんもぜひお試し下さいねー!!
改めて、きなこさんどうもありがとう♪

さて、再び映画のお話。
SAS-AのときのクラスメートのAyakoさん(HN:jasminさん)からおすすめスウェーデン映画の情報をいただきました。
今彼女がとっているSAS-Bの課題の一つに”映画を見て小論文を書く”というのがあって、その候補作品のうちの一つだそう。
「Så som i himmelen」と言う映画なんですが、Ayakoさんはとっても感動して泣いてしまったとのこと。
現在Calleにダウンロード手配中なのでまもなく見られる予定。
うーん、これは見るのが楽しみです♪
この映画の感想はまた追ってご報告いたします。私も泣いちゃうかな・・・



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スウェーデンでの新ジェームス・ボンドの評判は?



ピアース・ブロスナンからバトンを受けたダニエル・クレイグの新ジェームス・ボンド見てきました。
ピアースが歴代ボンドの中でもっともはまり役だと信じている私、彼が降板したときは結構ショックで、この作品にもあまり感心を持っていませんでした。
がCalleいわく作品もダニエルの演技も絶賛されているとのこと、友人カップルが観たがっていたこともあり4人で映画館へ。

映画を見終わっての率直な感想としては、いろんな意味でこれまでの一連の作品とは大きく違っていたということです。
スマートで洗練された身のこなし、ユーモアもあって女性の扱いが上手なスパイ-ジェームス・ボンド、普通は残忍になってしまう殺し合いのシーンなども目を覆いたくなるような描き方はしない・・・それがお約束だったかつての007シリーズ。
それが本作品では冒頭から繰り広げられる残忍なシーン、ボンドは洗練されたスパイというよりは残忍で粗野な殺人者(いい意味では野性的とも言えますが)ように描かれ、器用に女性を渡り歩くのではなく一人の女性を真剣に愛してしまう。
冒頭で流れるテーマソングとアニメーションもこれまたがらっと違うイメージ・・・
ボンドとマネーペニーのやり取りも観られない(本作には彼女が登場しないんです!!)

ボンドのキャラクター描写が完璧でない分親しみやすく、またストーリーも現実的な生々しさをもって描かれてはいるので、映画としては面白かったです。
ここスウェーデンでも初日の観客動員数はシリーズ過去最高、興行収入ランキングは1位、マスコミ各誌はおおむね高い評価をしています(全紙5段階評価で4でした)。
そうそうボンドガールのエヴァ・グリーンは綺麗でした、文句なく!! 時折みせる表情の中にフランスの女優イザベル・アジャーニ(年齢がばれてしまうかも・・・)のような雰囲気を感じました。

でも、私にとっての007はやっぱりこのシリーズがずっと続けてきた
”ハンサムで洗練されたジェームス・ボンドが繰り広げる夢のような世界の映画”なんですよね・・・お決まりのパターンだといわれようがそれはそれでいいんです。
ついつい私の思い入れをいろいろ書いてしまいましたが、いままでのシリーズに飽き足りない方、もっと現実味と迫力があればいいのに、と思っている方にとっては、すごく楽しめる作品になっていると思います。

でもやっぱり最後にひとこと。”Pierce kom tillbaka!!”(英語のCome back!!”


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